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男の島旅~利尻・礼文編~【終】

7月22日(火)

6:00
桃岩荘館内に大音量で「石狩挽歌」が鳴り響く。
どんなに寝覚めの悪い人でも、この目覚ましなら飛び起きるだろう。
食堂で朝食を食べ、帰り支度を始める。

帰りのフェリーの出航時刻は8:40
送迎車で送ってもらえば15分で着くが、礼文島はトレッキングの島。
大きな荷物は送迎車に乗せ、港まではみんなで歩いていくことになった。

桃岩荘の見送り

7:00
歩いて香深港まで行くメンバーは約10名。
桃岩荘の前で盛大な見送りを受ける。
見送りの言葉、歌を聞きながら、ゆっくりと、何度も振り返りながら歩き出す。
そして「行ってきます」、「行ってらっしゃい」の応酬。

挨拶は続く

この応酬は互いの姿が見えなくなっても続く。
朝の冷たい空気が流れる、荒々しい海岸に出発の挨拶が何度も響き渡る。

ここで、なんとエビが桃岩荘に忘れ物をしたことに気付く。
こんな感動的な別れの最中、ノコノコと戻るのも気が引けるため、携帯電話で桃岩荘のスタッフに連絡。
忘れ物はあとで、港まで届けてくれることになった。

桃岩トンネル

礼文島の東西を分かつ桃岩トンネル
そういえば、前日桃岩荘へ向かう送迎車の中で、ヘルパーがこう言っていた。
「この桃岩トンネルをくぐるときに、知性教養羞恥心を捨ててください」
桃岩荘で宿泊するにあたり、この3つは不要なものであると。
確かに、そのおかげで頭をからっぽにして楽しめたのだと思う。

今日は昨日捨てた、“日常生活を送るのに必要な3要素”を拾って帰ろう。
トンネルの向こうには香深港があり、その先には我々が帰るべき日常が待っている。

トンネルを抜けた先で、屈曲する道路をショートカットする小道に入り、他の宿泊客と談笑をしつつ下っていく。
ある者はこれからバイクで北海道を一周するのだという。
ある者はヒッチハイクで札幌へ向かうのだという。
我々と同様に稚内空港から一気に羽田へ飛ぶという者もいた。


8:00
1時間ほど歩き、香深港に着いた。
足は筋肉痛でやや痛んだが、朝のウォーキングは気持ち良いものである。
港には星観荘で一緒になった方々もおり、束の間の談笑。
島の玄関口は香深港一箇所しかないため、見回すと見知った顔がチラホラ。
これも島旅の醍醐味と言えよう。

フェリーに乗り込む

やがて出港の時間がやってきて、多くの観光客がぞろぞろと船に乗り込む。
今日は暦では平日なのだが、意外と混雑しそうだ。
桃岩荘一行はカーペット席の一角を陣取り、一度甲板に向かった。

港からの見送り

甲板から見下ろすと、桃岩荘名物の見送りが行われていた。
ヘルパーだけでなく、連泊者も一緒になって歌いながら踊っている。
ここでも「行ってらっしゃい」と「行ってきます」の挨拶の交換が行われる。
船が出港しても踊りと挨拶は続き、港から離れるまで、我々は喉を枯らし、叫び続けた。

天気が良かった今回の旅だが、最終日だけは生憎の曇天で、波も荒れていた。
すし詰めの船内で体育座りをして、できるだけ酔わないよう、眠ることに専念した。


10:40
稚内港に到着。
ここから、エビと私は稚内空港に向かい、昼の便で東京へ
チュンは稚内の友人と飲み、翌日バスで札幌に向かう予定だ。
飛行機の時間の関係上、昼食は稚内駅前で済ませる。

たからやのラーメン

稚内駅前のラーメン屋、たからや
あっさりとしたラーメンが評判の人気店だ。
約10年前に訪れた際には臨時休業だったので、今回食べることができて良かった。
食後は稚内駅に併設された売店で、大急ぎで土産を買い、空港行のバスに乗り込んだ。

稚内駅前のエゾシカ

なお、バスに乗り込む前、稚内駅前にエゾシカが出現した
学生時代は北海道に住んでおり、山の中、道路脇など色々な場所でエゾシカを目撃したが、駅前というのは初めてだった。
最後にちょっとした北海道らしさを感じ、我々の旅は終わりを迎えた。

のんびりとした島旅はやはり良い。
あくせくと次の目的地を目指すこともなく、気の向くままに島内を散策する。
普段の旅では見落としてしまうような、ちょっとした景色、人との出会いがそこにはある。
さて、次はどこの島へ行こうか…?


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