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男の島旅~利尻・礼文編~【第5回】

7月20日(日)

ホッケのチャンチャン焼きに舌鼓をうった後は、礼文島ツーリングの後半戦。
香深港からひたすら北上し、礼文島最北端を目指すのだ。

本日泊まる宿とは、稚内からの最終便が着く17時25分に、港で待ち合わせをしているため、あまり時間がない。
そのため、まずは極力どこにも寄らずにひたすら最北端を目指し、帰りに時間と相談をしながら、港まで戻ってくることにした。



東海岸に沿った道道をひたすら北上。
三台一列になり、時々立ち止まって先頭を入れ替えたりしながら進む。
香深以北は、所々狭い箇所があるものの、基本的には2車線の快走路。
快適なツーリングのはずだったのだが、我々にとって唯一の敵が風。
海風が露出した顔面に容赦なくぶつかり、涙を流しながらのツーリングとなってしまった。

風を除けば、ダイナミックな風景を次々と現れる、素晴らしいコースであった。

久種湖

最北端に行く道中で唯一寄ったのが、久種(くしゅ)湖
礼文島唯一の湖かつ日本最北の湖として、知る人ぞ知る存在だ。
周囲の氷河地形と合わせて見ると、まるでヨーロッパあたりの湖のような雰囲気だ。

礼文島の北側には、2つの半島がカブトムシの角のように伸びており、久種湖から先は左側の角へ向かって走る。
半島の間の湾に沿って走るのだが、海が驚くほど青くて驚いた。
沖縄の海では見慣れた色だが、北の果ての離島でこんなにも綺麗な青のグラデーションが見られるとは…。
走りに夢中で、写真を撮らなかったのが残念だ。

スコトン岬

そんなこんなで香深から1時間弱、ほぼノンストップで、礼文島最北端のスコトン岬紹介記事参照)に辿りついた。
歩道を通って気軽に先端まで行ける岬なのだが、とにかく最果て情緒に溢れている。
個人的な感想だが、雰囲気の良さなら国内でトップクラスの岬だと思う。
スコトン岬にもアザラシが生息しているらしいが、残念ながら姿を見ることはできなかった。


金田ノ岬

続いて、カブトムシの角のもう一方である金田ノ岬へ。
こちらは道路脇にある岩場という印象で、岬情緒には欠ける。
しかし、よく目をこらせば、岩場にはアザラシが!
デジカメのズーム機能を駆使して撮影を試みたが、液晶が壊れていてはアザラシの姿を捕えきれない。
うーむ、悔しい…。


礼文空港

金田ノ岬付近にある礼文空港に行ってみる。
空港と言っても、2009年から休止しており、我々が訪れた2014年も封鎖されていた。
同様の空港として、沖縄の波照間空港(こちらは緊急時には使用される)を訪れたことがあるが、どちらも離島ならではの経営難がひしひしと感じられ、とても寂しい気持ちになった。

礼文空港の丘

空港付近の道は、空港へのアクセス道路とは思えない程長閑な道。
海を臨む緑の丘を原付で走るというのは、非常に気持ちよく、結局何往復もしてしまった。
ツーリングマップルの表紙に採用されそうな、絵になる風景の連続であった。


礼文島北部で遊びまくってしまったが、民宿の方との待ち合わせは、南部にある香深港。
時間もあまりないため、行きと同様にノンストップで南下する。
その結果、時間が余ることになってしまったため、香深からほど近い桃岩展望台に行くことにする。


桃岩

桃岩は礼文島西海岸にある、高さ250メートル程ある巨岩で、その名のとおり桃の形をしている。
その桃岩を近くから見ることができるのが、桃岩展望台だ。
目の前に巨岩が聳える様は圧巻だ。

礼文島を東西に分かつ峠にある展望台で、両側の景色を望むことができるのもこの展望台の魅力だ。

礼文から利尻を望む

東側を見ると、利尻島が!
高山植物越しに臨む日本海、そして利尻島。
今回の旅における、利尻島のベストビューポイントだと思う。
高山植物は、やや旬を過ぎていたかな…?

桃岩、利尻島、高山植物をたっぷり眺めていると、時間が迫ってきたので、香深に戻ることにした。
原付のガソリンを満タンにし、バイクを返却する。
その後、礼文島温泉うすゆきの湯で汗を流したのであるが、時間がないため、入浴時間は10分!
バタバタと体を洗い、湯船に一瞬だけ浸かり、髪も乾かさぬまま脱衣所を飛び出し、なんとか待ち合わせ時間に間に合わせることができた。


本日の宿は、民宿「FIELD INN 星観荘」。
待ち合わせ場所には他の客の姿もチラホラ。
我々の他は連泊の方が多く、本日一日島で遊び、送迎車で宿に帰るという方がほとんどだった。

送迎用ワンボックスは客を満載し、星観荘に向けて出発した。
星観荘は礼文島の北端、スコトン岬の近くにある。
昼、我々が原付で走った道を再び北上するわけである。
客が満載の車内は窮屈であったが、その分他の客との距離が近く、早めに打ち解けることができた。

星観荘

星観荘に着くと、まずそのロケーションに驚かされる。
一言で表すならば「大草原の小さな家」。
集落や道路はやや離れた場所にあり、周囲にあるのは草原のみ。
その名のとおり、「星を観る」にはうってつけの場所だ。

星観荘はユースホステル形式の宿。
まずは宿主から施設内の設備や宿泊にあたっての注意事項について説明を受ける。
そして案内された部屋は2段ベッドが4つある相部屋。
ベッドでカメラの手入れをしている先客に挨拶をして、自分の陣地を確保する。
綺麗で旅情があって良い宿じゃないか。

星観荘の夕食
星観荘のうに丼

夕食。
事前にインターネットで調べた時から楽しみだったのだが、礼文島ならではの海産物盛りだくさんの夕食だ。
ボリュームも申し分ない。
追加料金を払えば、ウニ丼を付けることができるので、当然注文する。
追加料金は1,000円だが、今年のウニの値段の高騰ぶりを考えれば、安いものだ。

食後には、「ミーティング」という交流の場が催される。
宿主の司会で自己紹介、礼文島の紹介、トレッキングコースの説明がなされる。
その語り口が絶妙で、初めての客もすんなり打ち解けることができるのだ。

礼文島と言えばトレッキングの島なので、ミーティングはトレッキングコースに関する情報交換の場でもある。
連泊の人は今日歩いたコースに関して説明したり、感想を述べる。
明日歩く人は予定コースを申告し、コースの情報や注意事項に関する説明を受ける。
我々はもっとも知名度の高い「8時間コース」というややハードなコースを歩くつもりであったが、明日歩くのは我々のみのようである。
ただ、以前歩いたことのある常連客がいたため、色々と話を聞くことができた。


「8時間コース」に関する情報を得た後は、天体観測を兼ねた散歩。
周囲に何もないため、星観荘からほど近いところで満天の星空を眺めることができた。
チュンとエビはそれぞれのカメラを駆使して星空撮影。
カメラの液晶が壊れている私は、草原に寝転がり、ビールを飲みながらボーっと星を眺めていた。
何事にも代えがたい贅沢な時間だ。
途中、何回か流れ星が見れたらしいが、私は見逃してしまった。

明日はほぼ丸一日トレッキングなので、天体観測を早めに切り上げ、就寝した。


 

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