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男の島旅~隠岐編~ 【序-2】羽豆岬の展望台

2015年12月28日(月)

前回に引き続き、今回も【序章】である。
…というのには訳がある。

今回の旅は本日(12月28日)からスタートするのだが、旅のお供の拓北君は12月30日まで仕事がある。
そのため、スケジュールをやり繰りし、隠岐へは、彼と合流後の12月31日大晦日に渡ることとなった。
彼と合流するまでは、隠岐への玄関口である島根県松江市を、ゆっくりと目指す一人旅となる。
隠岐渡航までの3日間、長い長い序章となるが、掻い摘んで紹介していきたい。

地図

本日は長野県松本市の自宅を出発し、愛知県名古屋市の拓北君の自宅を目指す。
今夜は、仕事終わりの拓北君の家に泊まらせてもらう予定だ。
松本から名古屋へ向かうだけの短い旅程だが、せっかくなので朝早く出発する。

時間はたっぷりあるので、高速道路は使わずに、国道19号線で岐阜県入り。

恵那峡

8:40
近場ながら、今まで寄ったことがなかった恵那峡
木曽川を堰き止める大井ダムによって生み出された景勝地だ。
ダム湖ということで、あまり期待していなかったが、意外にも美しい景色が広がっていた。
恵那峡を一跨ぎにする恵那峡大橋の上から景色を眺めていたのだが、冬の朝の冷たい風が程よい目覚ましになってくれた。


明智鉄道

9:40
恵那峡から南下して愛知県に抜ける途中、明智鉄道の線路脇を通る。
調べてみると、10分程で列車が通る時間だったので、待ってみることにした。

コトコトと走ってきた一両編成の気動車をパチリ。
普段の旅では撮り鉄をすることはあまりないが、こういったことができるのもノンビリとした旅ならでは。
その後も下道主体で、愛知県入りし、豊田市、安城市と街中を抜けてゆく。




愛知県高浜市に入ったところで、名物のとりめしを。
古くから卵の生産が盛んだった高浜では、卵を産まなくなった鶏を「とりめし」にして食べる習慣があったそうだ。

さて、その「とりめし」とやらを食べてみよう。
…と、ここで早くも年末年始の影響が!!
まだ28日だが、とりめしを扱う店が悉く休業!!
結局混雑する高浜市を縦横無尽に走り回り、とりめしに有りつけたのは14:10であった。

とりめし

こちらは高浜市内に店を構えるラーメン屋、麺屋久兵衛
ラーメンを注文すると、サービスでとりめしが付いてくるのだ。
折角なので愛知県っぽいものを、ということで、名古屋発祥の「台湾まぜそば」をいただく。

とりめしは全体的な甘めで、素朴な味わい。
鶏肉は固めで、良い歯ごたえだった。


腹を満たした後はさらに南下。
カニのハサミのように2本伸びた愛知県の半島の片割れ、知多半島の先端を目指す。
知多半島道路という自動車専用道路を使えば早いのだが、時間もあるので、海沿いの国道を使うことにした。



羽豆岬

15:32
知多半島先端の羽豆岬に到着!!

歌碑が目に付いたので、見に行ってみる。
景勝地にある歌碑は、「童謡か演歌か、昭和の歌謡曲のもの」というのがお決まりだと思っていたが、なんとSKE48!!
SKE48がこのような曲を歌っているとは知らなかった。
帰宅後に曲を聴いてみたところ、なかなかの良曲だった。

羽豆岬

防波堤から海を眺めてみる。
釣り人が思い思いに糸を垂らしている長閑な海かと思いきや、高速船が引っ切りなしに出入りしており、なかなか忙しい海だ。

それもそのはず。
羽豆岬の隣に位置する師崎港はターミナル港で、三河湾に浮かぶ日間賀島や篠島へ向けて1時間に1~3本という頻度で船が出ているのだ。

日間賀島

それがその日間賀島
師崎港から直線距離で3km程と、非常に近いため、対岸からでも島内の建物が確認できる。
小さな離島とは思えないほどに建物が密集しており、興味深い。

日間賀島はタコやフグで名を馳せる漁業の島で、島には新鮮な魚介を提供する宿も多くあるとか。
機会があれば、「男の島旅~日間賀編~」というのも良いかもしれない。


大アサリ

師崎港周辺には浜焼き小屋が建ち並んでいる。
オススメは何と言っても大アサリだ。
通常のアサリよりも一回り大きく、肉厚で、非常に食べ応えがある。
栄養状態が良く、肥育したアサリだと勘違いしていたが、調べてみると、正式名称「ウチムラサキ」と言う、アサリとは全く別種の貝なのだそうだ。

今回は昼食後だったので、大アサリのみだったが、他の魚介類も食べることができる。
空腹時には色々と試してみたい。



岬でまったりした後は、そのまま折り返し、半島の西海岸を北上。
名古屋市の拓北君の家を目指す。


伊勢湾の夕日

16:40
海岸沿いの国道を走っていると、夕日が綺麗だったので、ちょっとした公園に入る。
伊勢湾に沈む夕日。
日の出と日の入りは、やはり美しいものだ。

夕日をバックに、中部国際空港に離着陸する航空機、大小様々な船舶が行き交い、それらもまた、この美景に花を添えていた。


日の入りを見届けた後は、ひたすら北上。
常滑市、知多市、東海市と、夕闇の都市部を抜けていく。

拓北君が仕事が長引きそうだったので、名古屋市内のスーパー銭湯でひとっ風呂。
我が愛車にはカーナビが付いていないので、都市部でピンポイントの施設を目指すのは一苦労。
市街地に入る前に、地図を頭に叩き込み、なるべく幹線道路を進むのだ。
何とか≪入浴≫というミッションをこなし、拓北君の家に到着した。



土鍋担々麺

その晩は名古屋市内の中華食堂、「浅井屋」で飲む。
バタバタと旅の計画を立ててしまったので、飲みながら旅程のおさらい。
ちなみに写真の料理は、拓北君イチオシの土鍋担々麺
見るからに熱くて辛そうだが、意外と優しい味。
冬場の飲み会のシメにもってこいだと思った。

拓北君は明日も仕事、そして私自身も朝早くに名古屋を発つので、早めに切り上げ、寝ることにした。

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男の島旅~隠岐編~ 【序-1】そうだ隠岐、行こう

 私の1年は初日の出から始まる。

…いきなり何の話だ!?と思われるかもしれないが、年末年始には旅に出て、初日の出を拝むことが、毎年の恒例となっている。
友人たちは、キチンと帰省をするため、一人旅となることが多い。
世間もお正月の浮かれモードになっているため、周囲との温度差を余計に感じる旅となる(苦笑)。

2015年12月初旬
年の瀬も迫り、例年のように慌ただしく年末年始旅行の計画を立てようとしていた時である。
友人の拓北君から連絡が入った。
聞けば、今年の年末、彼は帰省せず、旅をする予定とのことだ。
それならばお供させていただこう!ということで、行き先を決めることになった。

西日本地図

拓北君は「西の方の離島でノンビリしたい」ということで、瀬戸内海辺りを睨んでいたのだが、一つ問題が。
宿がないのである。
正月は、観光地でない限り、個人経営の民宿や旅館は軒並み‌休みになってしまうのだ。
本業ではなく、水産農業の傍ら、副業として宿泊業を営んでいることが多い、島の宿であれば尚更だろう。
正月くらいゆっくり休みたいに違いない。



とある離島

私自身、数年前の元旦、鹿児島の小さな離島でそのような経験をしたことがある。
島内の民宿のほとんどが年末年始休業で、受け入れてくれたのは、島唯一の“素泊まり民宿”であった。
その民宿が、定員一組であったことから察するに、私自身が唯一の観光客だったのであろう。

とある離島の食事

1人では勿体ないほどの“離れ”があてがわれ、そこで本土から持ち込んだカップ麺やレトルト食品を調理し、一人でモソモソと食べた。
(島内の商店は、当然休業中だったので、食料を持ってきて正解だった)
母屋からは楽しそうな団欒の声が聞こえてきた。
恐らく島外から親戚やご子息が集まっているのだろうか?
民宿と言えども、よそ様の正月の宴を邪魔するのも無粋なので、なるべくヒッソリと過ごした。


話が脱線してしまったが、私が上記の苦い経験から学んだ教訓は


1.正月に小さな離島に行く場合、食糧難に注意
2.正月に観光地以外の島に行く場合、歓迎されていると思うべからず


の2点である。





離島民宿で、地魚をたらふく食べようと目論んでいた拓北君にとっては、正月からレトルトというのは耐えられないだろう。
瀬戸内の島は別の機会に回すとして、「年末年始も地魚料理を提供する宿がある島」を再度リサーチした結果、隠岐、ということになった。

西日本地図

当初、拓北君が抱いていた「温暖な瀬戸内の島への旅」のイメージとは真逆、「寒風吹き荒ぶ日本海の孤島への旅」となってしまった。




隠岐地図

さて、だいぶ前置きが長くなってしまったが、隠岐である。
「隠岐」と言えば、後鳥羽上皇が島流しにあったり、ジオパークに指定されたりと、比較的知名度が高いが、実際のところ「隠岐」という名前の島は存在しない。
島根県沖にある四つの有人島と無数の無人島を総称して隠岐諸島である。
隠岐諸島もまた、大きく2つに分かれ、本州に近い方を「島前」、沖にある方を「島後」と呼ぶ。
「島前」は3つの有人島と無数の無人島から形成され……と説明していくと、どんどんこんがらがるので、下の表を参照されたい。

島前 島後
島  名 西ノ島 中ノ島 知夫里島 島後
市町村名 西ノ島町 海士町 知夫村 隠岐の島町
港  名 別府港 菱浦港 来居港 西郷港

島がいくつもあったり、自治体名、港の名前が島の名前と一致していなかったり、なかなかややこしい。
実際、旅の計画を立てる時、地名を覚えるのに難儀した。

出発までそれ程時間もないため、迅速に計画を練り上げ、知夫里島以外の3島を周遊する旅程を完成させた。
旅立ちは暮れ、12月28日である。


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男の島旅~隠岐編~ 【目次】

 隠岐

目次
※実際に隠岐諸島に渡るのは【4日目 2015年12月31日(木)】からです。隠岐の旅のみに興味がある方は、そちらからお読みください。

序-1 そうだ隠岐、行こう

【1日目 2015年12月28日(月)】
序-2 羽豆岬の展望台

【2日目 2015年12月29日(火)】
序-3 案山子と狸と食い倒れ

【3日目 2015年12月30日(水)】
序-4 オカヤマな1日

【4日目 2015年12月31日(木)】
1-1 寒空航海
1-2 最果ての絶景
1-3 キンニャモニャで終わる2015年

【5日目 2016年 1月 1日(金)】
2-1 2016年 初日の出
2-2 元日のポタリング
2-3 島前から島後へ

【6日目 2016年 1月 2日(土)】
3-1 荒々しい景勝地をゆく
3-2 さらば、隠岐

【7日目 2016年 1月 3日(日)】
終章

 

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