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どぜう鍋@駒形どぜう(東京都台東区)

うなぎ牛鍋天ぷらなど、東京下町の味として親しまれてきた料理は多くありますが、他ではなかなか食べられないのがどぜう鍋
江戸時代から下町で定着している料理で、台東区足立区墨田区を中心に提供している店が多くあります。
今回紹介する駒形どぜうは1801年に創業した老舗中の老舗です。

駒形どぜう

浅草駅にほど近く、観光客が多く訪れる場所に駒形どぜうは店を構えています。
人気店で、私が訪れた日も行列ができていました。
予約しておくのが無難でしょう。

メニューにはどぜう鍋の他にも、どじょうを使った料理が豊富に載っています。
くじら料理も出しているみたいですね。
我々は複数人で行ったので、どぜう鍋柳川鍋(どじょうを卵とじにした鍋)を注文。

どぜう鍋

さて、こちらがお目当てのどぜう鍋。
丸ごとのどじょうが鍋の中にギッシリと入っています。
生きたままのどじょうに酒をかけ、泥酔状態になったところを煮込むそうです。

「丸ごとのどじょうはちょっと…」という方のために、頭と骨をとった「どぜうさき鍋」というメニューもあるそうです。

どぜう鍋

そして仕上げにネギをたっぷりと入れます。
ネギがどじょうの臭みを消す効果もあり、またどぜう鍋に非常に合います。
これで完成なので、いただいてみましょう。

どじょうは、骨まで柔らかく煮込まれており、そのまま頭から食べることができます。
ネギのシャキシャキとした食感と対照的で美味しいですね。
そして味噌ベースの汁は、優しい甘みがあり、非常に味わい深いものになっています。

柳川鍋

どじょうを卵でとじた柳川鍋もオススメなので、複数人数で行った場合は、両方頼むのも良いですね。

各種情報
駒形どぜう : 浅草と渋谷に店を構える「駒形どぜう」の公式ホームページ

 

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男の島旅~利尻・礼文編~【終】

7月22日(火)

6:00
桃岩荘館内に大音量で「石狩挽歌」が鳴り響く。
どんなに寝覚めの悪い人でも、この目覚ましなら飛び起きるだろう。
食堂で朝食を食べ、帰り支度を始める。

帰りのフェリーの出航時刻は8:40
送迎車で送ってもらえば15分で着くが、礼文島はトレッキングの島。
大きな荷物は送迎車に乗せ、港まではみんなで歩いていくことになった。

桃岩荘の見送り

7:00
歩いて香深港まで行くメンバーは約10名。
桃岩荘の前で盛大な見送りを受ける。
見送りの言葉、歌を聞きながら、ゆっくりと、何度も振り返りながら歩き出す。
そして「行ってきます」、「行ってらっしゃい」の応酬。

挨拶は続く

この応酬は互いの姿が見えなくなっても続く。
朝の冷たい空気が流れる、荒々しい海岸に出発の挨拶が何度も響き渡る。

ここで、なんとエビが桃岩荘に忘れ物をしたことに気付く。
こんな感動的な別れの最中、ノコノコと戻るのも気が引けるため、携帯電話で桃岩荘のスタッフに連絡。
忘れ物はあとで、港まで届けてくれることになった。

桃岩トンネル

礼文島の東西を分かつ桃岩トンネル
そういえば、前日桃岩荘へ向かう送迎車の中で、ヘルパーがこう言っていた。
「この桃岩トンネルをくぐるときに、知性教養羞恥心を捨ててください」
桃岩荘で宿泊するにあたり、この3つは不要なものであると。
確かに、そのおかげで頭をからっぽにして楽しめたのだと思う。

今日は昨日捨てた、“日常生活を送るのに必要な3要素”を拾って帰ろう。
トンネルの向こうには香深港があり、その先には我々が帰るべき日常が待っている。

トンネルを抜けた先で、屈曲する道路をショートカットする小道に入り、他の宿泊客と談笑をしつつ下っていく。
ある者はこれからバイクで北海道を一周するのだという。
ある者はヒッチハイクで札幌へ向かうのだという。
我々と同様に稚内空港から一気に羽田へ飛ぶという者もいた。


8:00
1時間ほど歩き、香深港に着いた。
足は筋肉痛でやや痛んだが、朝のウォーキングは気持ち良いものである。
港には星観荘で一緒になった方々もおり、束の間の談笑。
島の玄関口は香深港一箇所しかないため、見回すと見知った顔がチラホラ。
これも島旅の醍醐味と言えよう。

フェリーに乗り込む

やがて出港の時間がやってきて、多くの観光客がぞろぞろと船に乗り込む。
今日は暦では平日なのだが、意外と混雑しそうだ。
桃岩荘一行はカーペット席の一角を陣取り、一度甲板に向かった。

港からの見送り

甲板から見下ろすと、桃岩荘名物の見送りが行われていた。
ヘルパーだけでなく、連泊者も一緒になって歌いながら踊っている。
ここでも「行ってらっしゃい」と「行ってきます」の挨拶の交換が行われる。
船が出港しても踊りと挨拶は続き、港から離れるまで、我々は喉を枯らし、叫び続けた。

天気が良かった今回の旅だが、最終日だけは生憎の曇天で、波も荒れていた。
すし詰めの船内で体育座りをして、できるだけ酔わないよう、眠ることに専念した。


10:40
稚内港に到着。
ここから、エビと私は稚内空港に向かい、昼の便で東京へ
チュンは稚内の友人と飲み、翌日バスで札幌に向かう予定だ。
飛行機の時間の関係上、昼食は稚内駅前で済ませる。

たからやのラーメン

稚内駅前のラーメン屋、たからや
あっさりとしたラーメンが評判の人気店だ。
約10年前に訪れた際には臨時休業だったので、今回食べることができて良かった。
食後は稚内駅に併設された売店で、大急ぎで土産を買い、空港行のバスに乗り込んだ。

稚内駅前のエゾシカ

なお、バスに乗り込む前、稚内駅前にエゾシカが出現した
学生時代は北海道に住んでおり、山の中、道路脇など色々な場所でエゾシカを目撃したが、駅前というのは初めてだった。
最後にちょっとした北海道らしさを感じ、我々の旅は終わりを迎えた。

のんびりとした島旅はやはり良い。
あくせくと次の目的地を目指すこともなく、気の向くままに島内を散策する。
普段の旅では見落としてしまうような、ちょっとした景色、人との出会いがそこにはある。
さて、次はどこの島へ行こうか…?


 

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男の島旅~利尻・礼文編~【第7回】

7月21日(月)

海岸線

13:00
8時間コースの終盤、礼文島西海岸にて。
これまで我々を導いてきた“道”はプッツリと途切れた。
目の前にあるのは、波が押し寄せる荒々しい海岸のみ。

ここで我々は星観荘の主人から聞いた情報を思い出した。
途中、海岸に出たところで道がなくなるが、そのまま海岸を進むこと」。
過去に「道がないぞ」と電話連絡してきた客がいたらしく、それ以降、そのような案内しているそうだ。

いただいた情報に従い、海岸を進む。
石がゴロゴロと転がっており、登山靴では歩きにくいものの、波もそこまで荒くないためサクサクと進む。


宇遠別

13:20
荒々しい海岸を歩いていると、小さな集落が現れた。
猫の額ほどの平地に寄り添うように建ち並ぶ民家と漁師の作業小屋。
宇遠内集落である。
車道が通じておらず、唯一の交通手段が船という、礼文島随一の秘境集落だ。

つかの間の休憩

集落の中に、おばちゃんが切り盛りしている休憩所があったので、ここで小休止。
チュンとエビはビールを、終盤戦の体力が心配な私はスポーツドリンクを注文する。
暑い中歩いてきたので、冷えた飲み物が体中に染み渡る!
ビールには刺身がセットでついてきたので、私もちょっといただいた。


礼文の峠越え

休憩の後はいよいよ終盤戦。
西海岸にある宇遠内から峠を越え、東海岸の香深井集落を目指す。
縦に長い礼文島を横断するルートで、直線距離では3kmほどの道のりだ。

休憩で気の抜けた我々に、急な坂道が襲い掛かる。
全体的に砂っぽい荒れた路面で、滑りやすいので、ペースがいきなりダウンする。
登りの区間は短かったが、休憩をはさみつつなんとか登りきった。
標高188メートルの峠を越え、下りへ転じる。
足の疲労をかばいながら、ゆっくりと下る。


礼文林道

14:30
久々の車道、礼文林道に出る。
ここまで来れば、あとは幅広の林道を集落まで歩くだけ!
道も平坦になり、足取りも軽くなった気がした。


8時間コース踏破

15:00
ついに8時間コース踏破!
Wikipediaには「11時間くらいかかる」とか、恐ろしいことが書いてあったが、何とか8時間以内ににゴールすることができた。
これまで苦しい登山をしたこともあったが、達成感は今まで以上のものであった。
疲労は凄まじいが、怪我やトラブルもなく無事に歩きとおせたことは何よりだろう。

今夜泊まる桃岩荘ユースホステルとの待ち合わせ場所である、香深港までのバスは行ってしまったばかり。
5kmほど歩くという発想は、今の我々にはなく、満場一致でタクシーを呼ぶことにした。


トレッキングの後はやはり温泉だ。
昨日はカラスの行水であった礼文島温泉にゆっくりと浸かる。
露天風呂で、疲労が抜けてゆくのを感じながら、対岸の利尻山をボーっと眺めていた。


桃岩荘の出迎え

17:25
稚内からの最終フェリーが着く時間に、今夜の宿と待ち合わせしている。
今晩泊まるのは、昔ながらのバンカラな雰囲気を残すユースホステル、桃岩荘だ。
上の写真に、旗を振るバンカラな青年が写っているが、彼は桃岩荘のヘルパーだ。
船の到着に合わせ、岸壁で「おかえりなさい!」と叫んでいる。
礼文島に上陸する際には誰もが目にする、名物とも言うべき光景だ。

バンカラな青年から応援団のような口調で接客を受け、年季の入った送迎車に乗せられる。
そんな勢いに若干圧倒されたまま、送迎車は出発する。
車内ではヘルパーによる礼文島や桃岩荘に関するクイズが出され、楽しい雰囲気のまま宿へと向かっていく。
15分ほどで桃岩荘に到着だ。


桃岩荘ユースホステル

桃岩荘は漁師の番屋を改築したものであり、1870年に建造された年季の入った建物だ。
驚くべきは外観だけではない。
玄関をくぐるとヘルパー、宿泊者が勢ぞろいしており、「おかえりなさい」の大合唱。
我々も負けずに大声で「ただいま!」と返す。

中は時代を感じさせる広々とした板の間に囲炉裏!
しかしその古さを感じさせない程に清潔に掃除されており、心地よい。
またまたバンカラな口調で、館内設備や規則について説明を受け、自分のベッドへ向かう。

桃岩荘のミーティング

夕食後は桃岩荘名物のミーティング
ヘルパーたちによる礼文島の紹介や歌唱指導が、面白おかしく行われる。
歌唱指導では、懐メロ(フォークソングが多い)や昔のアニソンなどをみんなで手を叩きながら、時には踊りながら合唱する。
それだけではなく、桃岩荘で毎年作られるオリジナル曲も歌う。
全く知らない曲だが、耳に残るメロディーであり、3番まで歌う頃には一緒に口ずさんでいた。

羞恥心を捨て、思い切り歌って踊り、とても楽しい夜になった。
現在ではこういったミーティングが行われているユースホステルはほぼ絶滅しており、桃岩荘は全国でもかなり珍しい存在になっている。
人によって好き嫌いが分かれそうな宿であるが、私はもう一度泊まってみたい、と思った。

 

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