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男の島旅~天売・焼尻編~ 【終章】

7月9日(日)

朝の秘湖巡り


5:00
本日は最終日。大移動となるので、早朝から活動を開始する。熱帯夜による寝不足が心配だ。

十勝オホーツク自動車道

最近徐々に開通し始めている十勝オホーツク自動車道で、北見市のお隣の訓子府町を目指す。最終的には道東自動車道と繋がり、札幌から北見・網走間の移動が便利になりそうだが、全通はいつになることやら。


チミケップ湖

6:45
津別町にあるチミケップ湖に立ち寄る。湖に至る道は4本あるが、その全てに未舗装区間があるという究極の秘湖だ。

湖畔はキャンプ場になっており、静謐な雰囲気の中、1人の青年が朝のコーヒーを楽しんでいた。とても贅沢な時間だ。彼の邪魔をしないように、水辺に向かう。

チミケップ湖

チミケップ湖

朝のチミケップ湖は、波1つ立っておらず、湖面は正に鏡のよう。ここは初めて訪れたわけだが、お気に入りの湖が一つ増えた。





オンネトー

8:30
チミケップ湖に続き、またまた秘湖へ。ここは足寄町にあるオンネトーオコタンペ湖千歳市)、東雲湖上士幌町)と並び、北海道三大秘湖と呼ばれている。

青く輝く湖面、背後に聳える阿寒富士雌阿寒岳が非常に美しい。アクセスが比較的容易で、観光客も多いため、秘湖という雰囲気はチミケップ湖には劣るが、こちらもオススメの湖だ。


道の駅でふるさと銀河線を偲ぶ


道の駅「あしょろ銀河ホール21」

9:30
足寄町中心部にある道の駅「あしょろ銀河ホール21」。

足寄町は全国で最も面積が広い(面積が1408 km2あり、沖縄本島よりも広い)。オンネトーは同じ町内であるが、ここまで約1時間もかかってしまった。

道の駅「あしょろ銀河ホール21」

元々この道の駅の隣には北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線足寄駅があったのだが、利用者減少に伴い路線は2006年に廃止された。道の駅内部には、旧足寄駅のプラットホームと列車が再現されていた。

足寄町のお隣の陸別町にある「オーロラタウン93りくべつ」、本別町の「ステラ ほんべつ」もまた、ふるさと銀河線の駅に併設されていた道の駅だ。共に当時の雰囲気を偲ぶことが出来るので、興味がある方は是非。


帯広のソウルフード、伝説のカレー


さて、今回帰り道に十勝地方を通ると決まった時、是非とも食べたい料理があった。帯広市の豚丼大樹町の牛トロ丼新得町のそばなど、十勝地方には魅惑のグルメが目白押しだが、今回のお目当ては帯広市民のソウルフードと言っても過言ではないグルメ。



インデアンカレー

インデアンカレー!!

2017年現在、帯広市を中心に12店舗を展開するご当地カレーチェーン店「カレーショップインデアン」。ルーにこだわっており、中でも牛肉をふんだんに使ったインデアンルーは絶品!

私自身、北海道在住の友人から「インデアンは美味い!」「あれを食べるためだけに帯広まで行く」と聞いており、かなり期待が高まっていたのだが、期待を裏切らない素晴らしいカレーであった。

決して豪華な料理ではないのだが、非常に奥深くコクがあるルーで、スプーンが止まらず、あっという間に平らげてしまった。


旅の終着点、新千歳空港へ


さらば天売
(カーソルを合わせると画像が変わります)

13:10
いよいよ帰路につく。私が乗る予定の飛行機は17:00発であるため、16:00までには新千歳空港に到着しておく必要がある。

十勝地方から空港のある千歳に向かうためには、道東自動車道に乗るか、国道274号線の日勝峠を通る必要がある。しかし、後者は2016年8月に北海道で猛威を振るった台風の影響で、現在も通行止であった。


トマム

国道274号線通行止により無料開放された道東自動車道で、快適に峠を越える。

2007年に道東自動車道の峠越え区間(トマムIC~十勝清水IC)が開通する以前は、標高が高く、カーブが多い日勝峠を通らざるをえなかった。夏場は走り応えがある道だが、冬期は吹雪や路面凍結が頻発し、悪魔のような顔を見せる。当時初心者ドライバーであった我々にとってはラスボスのような存在であった。

写真に写っているバブリーな高層ビルは、星野リゾートが経営するトマムのリゾートホテルだ。以前、縁があって宿泊する機会に恵まれたが、別世界のような空間であった。


道の駅「樹海ロード日高」

14:20
高速道路を下り、日高町にある道の駅「樹海ロード日高」へ。

ここは現在通行止である日勝峠の千歳側にある道の駅。学生時代にはよく立ち寄って、日勝峠に挑む前に深呼吸したものだ。当時は休憩するドライバーたちで賑わっていたものだが、高速道路開通により、利用者が減少しているようだ。それに加えて、今は日勝峠が通行止なので、哀しいくらいガラガラであった。

セイコーマート

道の駅の隣にあるセイコーマートにもよくお世話になった。こちらでコーヒーとシュークリームを買い、小休止。


むかわ穂別インターチェンジ

15:00
むかわ町までは国道274号線を走り、むかわ穂別インターチェンジから再び道東自動車道に戻る。「こんな山奥に!?」と目を疑いたくなるほど、秘境にあるインターチェンジだ。

ここまで来れば千歳まではもう一息。長大なトンネルが連続する道東道であるが、最後まで気を抜かずに運転していく。


新千歳空港

15:50
新千歳空港到着!!ここまで送ってくれた苗穂くんに感謝と別れを告げて、車を降りる。

あとは17:00発の飛行機で羽田へと飛び、京浜急行で品川に出て、そこから……。…というように我が家がある長野県松本市までは、あと5~6時間旅が続くが、割愛しよう。



天売島焼尻島
地図上で見れば、双子のように見える島を旅してみた。実際に自分の足で歩いて(天売島はほとんど原付だったが…)みると、一見似ている島もそれぞれが強烈な個性を放っており、とても味わい深い島であることが分かった。

飛行機なら3時間あれば海外に行けてしまうが、今回はそれと同じくらいの時間をかけて一つの島を一周した。ゆっくり周ることで、その島をより深く知ることができたし、より楽しむことができたと思う。こんな贅沢なスロートラベル、機会があればまたしてみたい。

いつかまた、どこかの島で。


男の島旅~天売・焼尻編~ 完


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| 旅行記 | 21:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

男の島旅~天売・焼尻編~ 【3-3】焼肉と玉葱の街、北見へ

7月8日(土)

道北食べ歩き


天売・焼尻の旅は終わってしまったが、日程的にはあと1日半残っている。万が一天候が悪化し、島に閉じ込められた時のことを考えて予備日を設けていたのだ。

1日半もあるのだから、真っすぐ新千歳空港に向かうのでは勿体ない。思い切り遠回りして、道東十勝地方を楽しむつもりだ。まずは今夜の宿泊地である北見市へ。

羽幌町のオロロン鳥

北見市に向かうのであれば、南か東へ向かうところであるが、せっかくなので寄り道して行こう。羽幌から北へと向かう。

羽幌町の出口では、オロロン鳥の像が往来を見つめていた。北を目指す旅人の多くが目にしているであろう巨大なオロロン鳥。ここよりも見る者は遥かに少ないだろうが、天売・焼尻島にあったオロロン鳥像の復活を願わずにはいられない。そちらこそが“本場”なのだから…。


道の駅「富士見」

☆ロマン街道しょさんべつ」(初山別村)、「富士見」(遠別町)、「なかがわ」(中川町)…と、各町村の道の駅に立ち寄りながら、のんびりと進む(写真は道の駅「富士見」)。私は売店を物色し、道の駅スタンプラリーにはまっている苗穂くんはスタンプを押す。

この辺りは町村ごとに道の駅がある、北海道随一の道の駅密集エリアだ。


たわら最中

13:20
遠別町に苗穂くんおススメの和菓子があるということなので寄ってみる。ハヤシ屋野村たわら最中

遠別町は日本最北の稲作地。そんな日本最北の米を使って作られた最中なのだそうだ。1個いただいてみると…。うん!モッチリしていて美味い!


音威子府駅

14:30
北海道一人口の少ない村、音威子府村にやってきた。ここは村の中心部にあるJR宗谷本線音威子府駅

少し時間は遅くなってしまったが、昼食を求めてこの駅にやってきたのだ。この駅には、ある名物がある。

音威子府の駅そば

駅そば!
音威子府駅構内にある立ち食いそば屋、常盤軒そば店。全国的にも有名なそば屋だ。音威子府産のそば粉を使ったこだわりのそばなので、ここはシンプルにかけそばを注文。そばの香りがとても強く、美味しい!

ご高齢の店主がゆっくりと客を捌く姿を眺めながら、駅構内に設置された小上がりでそばをすする。いつまでも続いて欲しい名店だ。



さて、夕食の時間までには北見に着いておきたいので、先を急ごう。


道の駅「もち米の里☆なよろ」

15:45
…と言いつつ、また買い食いである!

名寄市にある道の駅「もち米の里☆なよろ」。ここの名物は、名寄市風連産のもち米を使ったソフト大福。基本の餡子入りから、かぼちゃ、メロン、ハスカップ、ぶどう、バターコーン、キムチなどの変わり種まで、種類は豊富だ。目移りしてしまうが、夕食前に食べ過ぎは禁物なので厳選して…。



ソフト大福

…って、まさかの4つ購入…。何が「厳選して…」だ。まぁ、あれだけ種類があれば厳選などできないよなぁ…。

食べてみると、ヒンヤリとして柔らかくて美味い。勢いで食べきってしまうところだったが、さすがに理性が働いて2個でストップ。残りは夕食後に食べるとしよう。


ロングドライブ 名寄→北見


北見への道

さすがにこれ以上の寄り道は許されない。ここから先は道央自動車道から旭川紋別自動車道へと高速道路を乗り継ぎ、最速のルートで北見市を目指す。

道央自動車道

士別剣淵インターチェンジから道央自動車道に乗る。

余談であるが、苗穂くんの愛車、FIT RS6速マニュアル。1日限定の保険に加入し、私も運転させてもらった。私自身もマニュアル乗りではあるが、6速マニュアルは初体験。最初のうちはシフトレバーの操作が慣れないものだ。

快適になった国道

18:20
私が北海道に住んでいた頃と比べ、随分と北見も行きやすくなったものだ(しみじみ)。佐呂間町から北見市へと抜けるルクシ峠も、以前はクネクネと曲がりくねっていた印象だが、ご覧のような高規格な道路に様変わりしていた。

北見市内の国道39号線

18:44
北見市街地を貫く国道39号線に入る。この幅広の直線道路を通ると北見に来たという実感が湧くなぁ。真っすぐなので、ついついスピードが出てしまいがちだが、取り締まりが多いので注意が必要な道だ。

市街地に近づくにつれて、商業施設も交通量も徐々に増えてくる。北見駅に程近い格安ビジネスホテルにチェックイン。

さて、北見の夜に繰り出すぞ!


玉葱と焼肉で更ける北見の夜


たまたま、北見に引っ越したばかりの友人がいるので、市内で合流し、男3人で夜の繁華街へ。

北見の繁華街

19:10
北見市は北海道の地方都市にしては街が元気な印象。飲み屋も多く、街を歩く若者も多い。

さて、北見と言えば焼肉の街。目を付けていた焼肉屋に向かうが、まさかの満席。別の店で時間を潰すことにしよう。近くにある居酒屋ほたる家へ。

玉葱キムチ

焼国と並ぶ北見の名物と言えば玉葱!生産量、出荷量ともに日本一を誇る。まずは玉葱キムチとビールで乾杯。

オニオンスライス

やっぱりオニオンスライスは外せない。瑞々しい玉葱を、シンプルに麺つゆでいただく。

甘くて美味しい!玉葱づくしでこんなに幸せになれるなんて…。

オホーツク北見塩焼きそば

忘れてはいけないのが、北見が誇るB級グルメ「オホーツク北見塩焼きそば」!B-1グランプリ上位入賞経験もある人気グルメだ。海鮮のダシが効いていて美味いね!

このまま玉葱づくしで飲み続けるのも良いが、そろそろ焼肉屋に移ろう。



北見の焼肉

目当ての店は相変わらず席が空かなかったので、ほたる家の近くにあった焼肉しんあんに入ってみる。

卓上コンロでのしみじみ焼肉。そしてビール。これだけあれば幸せだ。

しんあんは家庭的で落ち着ける店。少しずつ美味しい肉を焼きながら、男3人で積もる話をする。こうして北見の夜は更けていったのである。








マッタリと過ごした北見の夜であったが、最後にとんでもないオチがつくことになる。

我々が今回の旅をしていた2017年7月上旬、北海道では記録的な猛暑日が続き、全国的にも話題となっていた。昨晩過ごした天売島は海に囲まれた離島であったため、涼しい夜であったが、ここは内陸の北見。我々が泊まった激安ホテルの部屋はサウナ状態となっていた。

冬は厳しい寒さとなる北見であるから、当然建物は熱を逃がさない構造。高層階であるため、窓は少ししか開かない。オンボロのエアコンからは涼しさを感じない程度の風。半裸になっても、なお汗が滲み出るような暑さの中、ほとんど眠ることもできないまま、朝を迎えたのである。

まさか、オホーツク海に程近い北の果ての町で熱帯夜を体験することになろうとは…。


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男の島旅~天売・焼尻編~ 【3-2】さらば、天売・焼尻

7月8日(土)

島旅の終わり


10:00
我々は朝の天売島一周ツーリングを終え、天売港にて船の到着を待っていた。羽幌港行きのフェリーは10:25に出航予定だ。

前章でも述べたが、結局2日目も晴れることはなく、天売島観光はやや残念な結果に終わった。希少な海鳥であるウミガラスオロロン鳥)も見れずじまいであった。

天売の顔出しパネル

オロロンの像

海鳥一色の天売港。顔はめパネルの穴はその位置で良いのか?


天売港の土産屋

出航まであまり時間はないが、港周辺で土産を買う。ウニ直売所があったので、ウニの塩水パックを実家に送った。あとは海鳥の形をした饅頭を職場用に…。

こじんまりとした土産屋さんだったが、商品がギッシリと並んでおり、品揃えは思いの外豊富であった。


おろろん2に乗船

10:19
いよいよ島を発つ。短いタラップを渡り、フェリー「おろろん2」に乗り込む。

高速船で帰るという選択肢もあったが、フェリーの旅情が捨てがたかったのだ。…まぁ昨日高速船で激しく酔った、というのも大きな要因ではあるが…。

さらば天売

10:25
唸りを上げ、「おろろん2」がゆっくりと岸壁を離れる。我々を含めた4~5人の旅人がデッキにて見守っていると、港の方から大きく手を振る人影が。

お巡りさんと、その娘さんらしき女の子だ。お巡りさんがにこやかに、ゆっくりと両手で手を振り、女の子がその傍らで恥ずかしそうに静かに手を振っている。思わずデッキにいる全員で思い切り手を振り、それに応える。

防波堤を抜け、姿が見えなくなるまで2人は手を振り続けてくれた。礼文島のような派手さはないが、心温まる見送りだった。

さらば天売
(カーソルを合わせると画像が変わります)

離れ行く天売島。北海道の中でもトップクラスの行きにくさを誇るこの島だが、また訪れたいものだなぁ。

目を凝らすと、一晩お世話になった民宿竹内、最後に立ち寄った海の宇宙館が見えた。


天売島と焼尻島

10:45
あっという間に天売島の島影は小さくなり、進行方向右手に焼尻島が見えてくる。

昨日に比べると海は穏やかで、海上を飛ぶ海鳥を撮影する余裕すらあった。海鳥の写真は上手く撮れなかったが…。


ウミウ

11:15
焼尻島に寄港。

防波堤の上で海鳥が羽を休めていたので、思わずシャッターを切る。港でもらった「海鳥の図鑑」によると、この鳥はウミウ。鵜飼いで使用されるのがこの鳥なのだそうだ。


神居岩

焼尻島沖にポツンと浮かぶ岩。その名も神居岩

岩の上にニョキっとしたものが聳えている。「まるで人工物のようだなぁ。こんな形の岩になるなんて、大自然の神秘だなぁ」なんて思っていたわけだが、帰宅して調べてみると岩の上の柱は人工物であった。

船の往来に妨げとなるものが海上にある場合、その障害物を灯りで照らさなければならない。こんな小さな岩に灯台を建てることはできないので、焼尻島にある灯台からこの岩を照らしているのだそうだ。灯りを照らす目印として、この柱が設置されたのだろう。


近くて遠い北海道本土へ


北海道本土が見えてきた

11:50
神居岩を過ぎた辺りで、青空が顔を出し始めた。海の色も、まるで沖縄の海のように鮮やかに輝き出す。それと同時にこれまでは見えなかった北海道の陸地がうっすらと見え始めた。

北海道本土から焼尻島の距離は約25km。それ程遠い距離ではなく、天気が良い日には北海道本土からも島影がハッキリと見えるくらいだ。しかし今日のように天気が思わしくない日には霧に阻まれてしまうし、一度海が荒れれば何日も往来ができなくなってしまう。

焼尻島、天売島は本土から近くて遠い島なのだ。

羽幌の海岸線

12:00
北海道本土が眼前に迫ってきた。

それにしても、ナイフでスパッと切ったような海岸だ。海岸段丘だろうか。

羽幌港接近

天売・焼尻では見ることがなかった高層ビルが目の前に!羽幌町が誇る温泉リゾートホテル「はぼろ温泉サンセットプラザ」だ。

こちらの大浴場でゆっくりと足を伸ばして船旅の疲れを癒すというのも良いかもしれない。

羽幌港到着

12:07
羽幌港到着。

実に28時間ぶりの北海道本土である。よくよく考えると、島には一日ちょっとしか滞在しなかったのか。もう少しのんびりしたかったものだ。天気が悪かったとは言え、原付でサクサクと一周してしまった天売島に関しては、やや消化不良になってしまったと言わざるをえない。焼尻島を徒歩で一周したように、小さな島だからこそ自分の足でゆっくりと周りたかったなぁ。


羽幌町のオロロン鳥

さらば!天売・焼尻!また来るよ!


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| 旅行記 | 23:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

男の島旅~天売・焼尻編~ 【3-1】天売島一周ツーリングリベンジ

7月8日(土)

天売島は2日目も曇りだった


朝食@民宿竹内

7:30
民宿竹内の朝食。夕食に引き続き、海産物づくしだ。特に、酢の物や味噌汁に入っているフノリという海藻が、目新しく、嬉しかった。

出発するときも、民宿のおばちゃんがフノリを袋に詰めて持たせてくれた。ありがとうございます!


天売島から眺める焼尻島

港へと向かう道から、焼尻島が見えた。視界は昨日よりは良いようだが、今日も残念な空模様だ。

天売港の壁画

港の近くの擁壁に、愉快なオロロン鳥の壁画がある。ちょうど良い記念写真スポットだと思い、三脚を立ててパチリ。おっさん2人だと、非常に虚しい。

記念写真繋がりで残念な情報を一つ。焼尻、天売それぞれの港に、巨大なオロロン鳥のモニュメントがあり、記念写真の密かな名所となっていたのだが、老朽化に伴い撤去されたのだとか(参考記事)。


天売一周ツーリング(2回目)


天売ツーリング(リベンジ)

8:30
昨日に引き続き、2回目の天売島一周に出掛ける。相変わらず天気は悪いが、好転することを祈って進むしかない。本日の午前中の便で天売島を発つので、これが最後のチャンスだろう。

天売高校

南海岸の集落内には高校がある。天売高校。島内唯一の高校で、なおかつ夜間定時制高校だ。

昨夜のツアーの時に聞いた話によると、平成29年度は全校生徒が5名。小規模ながら、島外の子どもも進学し、島で学んでいるようだ。


赤岩展望台への急坂

昨日と同様、道道天売島線を時計回りに進む。写真は赤岩展望台へと向かう心臓破りの坂。


赤岩展望台

8:45
赤岩展望台は今日もご覧の有様。一応、展望台の先まで行ってみたが、昨日の再現VTRを見せられているかのようだった。

写真にも写っているが、展望台付近を飛び交っているのはカラスであった。海鳥の島である天売島でも、カラスたちは猛威を振るっているようだ。見られたところで、全くありがたくない…。


天売島北海岸は一方通行

ちなみに赤岩展望台から先、道道天売島線の北海岸部分は6~8月の間は時計回り方向の一方通行となる。全国的に見ても珍しい「季節限定」の一方通行だ。道幅が狭いため、多客期となる海鳥のシーズンを限定して規制しているのだろう。

海鳥のシーズンに天売島を一周する場合、反時計回りでは一周することができないので、注意が必要だ。


天売島北海岸は霧の中

9:00
赤岩展望台からさらに登り、天売島最高地点に程近い標高170メートルにまでやってきた。完全に雲の中に突入してしまった感じだ。

羽幌港でもらってきたパンフレットの地図によると、ここは千鳥ヶ浦園地。ここから海鳥観察舎へと続く遊歩道が描かれている。

海鳥観察舎

遊歩道を300メートル程進むと、海鳥観察舎が現れた。背後は目もくらむような断崖絶壁!凄まじい立地だ。

小屋の中には、天売島に住む海鳥を紹介するパネルや、観光の目玉であるオロロン鳥ウミガラス)の繁殖記録などが展示されており、興味深い。

ウミガラスの模型

備え付けの望遠鏡で覗いてみると、見える見える!オロロン鳥!

…と思いきや、これはオロロン鳥の模型。模型を設置し、併せてオロロン鳥の鳴き声を流すことにより、オロロン鳥を繁殖に最適な岩棚へと誘いこむという試みなのだそうだ。その甲斐あってか、一時は「0」という年もあったオロロン鳥の繁殖数も、僅かではあるが増え始めているそうだ。

なお、2日間の天売島滞在中、オロロン鳥を見ることは残念ながら出来なかった。


観音崎

9:20
北海岸沿いにあるもう一つの絶景ポイント、観音崎展望台。崖の形がハート型に見える(写真中央部分からやや左側)として、密かにPRされている場所だ。

なるほど、…まぁ確かにハート型に見えないこともない。

相変わらず空には雲が立ち込め、視界不良。今日こそはスカッと晴れた天売島の景色を拝みたかったが、残念だ。これはこれで秘境ムードが高まって良いものだ…ということで自分を慰めるとしよう。


焼尻島

観音崎から先は急坂の連続。天売港がある島の西端まで転げるように下っていく。途中、焼尻島を臨むことができる見晴らしの良いカーブがあった。この天気では焼尻島が亡霊のように見えてしまっているが、晴れたらさぞかし絶景なのだろう。

何故かこの辺りだけ、インターロッキングの歩道が整備されていた。


海の宇宙館

約1時間をかけて天売島を一周し、最後に「海の宇宙館」に立ち寄る。島のビジターセンター的な存在だ。天売島観光の最後の最後にビジターセンターを訪れるのはどうかと思ったが、島のオリジナルグッズが手に入ると聞いていたので、寄ることにしたのだ。

オロロン三兄弟Tシャツ

購入したのがこちら。天売島オリジナル「てうりオロロン3兄弟Tシャツ」!天売島を代表する海鳥、オロロン鳥ウミガラス)、ケイマフリウトウがプリントされた、天売ファン、海鳥ファン垂涎のTシャツだ!

私は、旅をするたびにご当地Tシャツを自分用に買っているが、離島のTシャツは個性派が多くてお気に入りだ。


なお、フェリー出航の時間が迫っていたため、「海の宇宙館」をゆっくりと見ることができなかった。天売島の海鳥や植物の写真などが展示されている他、コーヒーも飲めるそうなので、ここでのんびり過ごすのも良いのかもしれない。


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男の島旅~天売・焼尻編~ 【2-6】ウトウウォッチングツアー

7月7日(金)

民宿竹内の夜


民宿竹内@天売島

本日の宿、「民宿竹内」。古びてはいるが、部屋は12畳と広く、室内も綺麗で過ごしやすかった。親戚の家に泊まりに来ている感覚だ。

民宿竹内@天売島

かなり年季が入っており、トイレが若干傾いているのはご愛敬。

夕食@民宿竹内

17:30
待ちに待った夕食だ。食卓には、生きたままのウニを筆頭に、地元で採れた魚介類が所狭しと並ぶ。これだけ豪華な夕食が出て、一泊二食6,000円で泊まれるのだからとってもお得なのだ。内陸県で育った筆者は大興奮で、箸が止まらない。

夕食のウニ@民宿竹内

特に殻からほじくり出して食べるウニは甘みがあり、非常に美味かった。ウネウネとトゲを動かして暴れるウニをスプーンでかき出して、口へと運ぶ。ワイルドだ。お願いすれば、民宿の方が身を取り出してくれるので、「ワイルドな食べ方はちょっと…」という方も安心だ。

いやぁ、満腹!ご馳走さまでした!


ウトウウォッチングツアー


ウトウウォッチングツアー

18:55
いよいよ、天売の夜のお楽しみ、ウトウウォッチングツアー。指示通り、民宿の前で待っていると、一台のマイクロバスがやってきた。島内の宿を一軒一軒巡り、ツアー客をピックアップしていくらしい。参加料金の1,000円を運転手兼ガイドさんに支払い、バスに乗り込む。

ウトウウォッチングツアー

3~4軒の宿を周る頃には、バスはほぼ満席に。バスは集落を抜け、赤岩展望台に向けて険しい坂を登り始めた。

バードウォッチングと言えば、バズーカのような超望遠レンズを持った方が多いものだと想像していたが、意外とその筋の方は少ない。むしろ手ぶらの方が多く、三脚とミラーレス一眼(苗穂くんは一眼レフ)を担いできた我々が浮いているくらいであった。

ウトウウォッチングツアー

19:15
赤岩展望台の狭い駐車場には、別のバスも停まっており、周辺はツアー客だらけ!この小さな島のどこにこんなに観光客がいたんだ、と思うくらい多い。朝一で乗った高速船も、午後に乗ったフェリーもガラガラだったので、空いていると思ったのだが…。

なお、7月ではあるが、非常に風が強く、肌寒いほど。写真をご覧いただければ分かるとおり、ほとんどの客が長袖であり、ウィンドブレーカーを羽織っている人もいた。



辺りが薄暗くなり始めると、一羽、また一羽とウトウが姿を現し始める。慌ててカメラを構える。


赤岩展望台にて

結論から言うと、私の撮影機材では、上のような残念な写真しか撮れなかった。暗い上に、ウトウは素早く、どこから現れてどこへ飛んでいくのか予想できない。ウトウへの影響を考えると、フラッシュも焚けず、闇雲にシャッターを切っても、残像しか捉えられない。

本気の機材を持っている方以外は、手ぶらで行き、自らの目にこの光景を焼き付ける、というのが正解のようだ。


赤岩展望台にて

19:45
この頃になると、四方八方からウトウが飛んでくる。暗闇の中、直線的に飛んでくるので、身を低くしていないと正面衝突してしまいそうだ。…かと言って、頭上ばかりに気をとられていると、地面すれすれを飛んできたりして、ドキッとさせられる。

一時も油断できない時間。野生の営みを、ひしひしと感じる時間。物凄い密度で、ウトウが飛んでくるが、これでも全盛期を過ぎた頃だというから驚く。


20:00頃

ウトウへの影響を考慮し、ツアーはここでお開き。再びバスに乗り込み、集落のある島の東部へと戻る。

帰り道にガイドさんから聞いた話によると、最近ウトウが巣穴を掘りすぎて、道路が崩れたのだとか。人と海鳥が共存する天売島。共存と言っても、島の西部は完全に鳥のテリトリーであるようだった。


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