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絶景アイスランドの旅【5-1】どんよりレイキャビク散歩

2016年9月20日(火)

翌日、早朝の便でアイスランドを発つので、本日がアイスランドで過ごす実質の最終日。場所が場所なだけに再訪することは難しいだろう。今日はレイキャビク市内の散策だが、悔いのないように満喫しよう。

朝食

アイスランドに来てから、毎朝ホテルの味気ない朝食を食べていたが、今朝はスーパーで買ってきた食材をいただく。

写真に写っているカップに入ったものは、スキールと呼ばれるアイスランド名物の食べ物。見た目はヨーグルトのようだが、チーズの一種らしい。滞在中に何回か食べる機会があったが、爽やかな味わいで非常に美味しく、とても気に入った。お土産として買って帰った程だ。プレーンだけでなく、イチゴ、メロン、チョコレート、レモン、バニラなど様々な味が売っているのも嬉しい。


  ハットルグリムス教会

ホテルを出発し、徒歩での市内散策を開始する。レイキャビクは比較的こじんまりとした街で、見どころが集中しているため、徒歩でも周れると考えたのだ。

ハットルグリムス教会

9:40
3日前にも通りかかったが、再びハットルグリムス教会へ。高さ73メートルを誇り、アイスランドで最も高い建物だ。

今回は外から眺めるだけではなく、実際に中に入ってみる。

ハットルグリムス教会

大きい。そして荘厳な雰囲気。キリスト教徒ではないが、この雰囲気を前に、思わず身が引き締まる。


ハットルグリムス教会からの眺め

教会の中にはエレベーターが設置されており、有料で最上階まで登ることができる。最上階からはご覧のように、レイキャビクの街並を360度見渡すことができるのだ。

カラフルな建物が可愛らしいレイキャビクの街並。高層建造物はほとんどなく、3~4階建ての建物が多い。教会から真っすぐに伸びる目抜き通りはスコウラフェルズスティグル通り。ブティックやショップが建ち並ぶオシャレなエリアで、お土産選びにも最適だ。

今日も天気が安定しないようで、虹が出ていた。

ハットルグリムス教会からの眺め

視線を少し左に移すと、市街地に中にささやかな森、小さな湖がある。レイキャビク市民憩いの場、チョルトニン湖だ。

チョルトニン湖周辺には国会議事堂市庁舎などの官公庁、さらにはアイスランド大学国立美術館国立博物館などの教育・文化施設が集中している。

天気が崩れないうちに行ってみよう。


  チョルトニン湖

チョルトニン湖

10:20
…というわけで、ハットルグリムス教会から閑静な住宅街を適当に彷徨い歩き、チョルトニン湖にやってきた。「チョルトニン」とは、アイスランド語で「池」を意味するそうだ。

平日午前中で、しかも風が強いため、憩っている市民はいなかったが、白鳥、鴨などの大量の水鳥が羽を休めていた。寒いからか、首をすくめたり、足を体に収納している鳥が多かった。なお、この湖、冬場は凍るのだが、越冬する水鳥のために一部は温泉を流して溶かしているのだそうだ。

チョルトニン湖

近くに大学があるのだし、学生たちが寛いでいても良い気もするが…。寒いからカフェでお茶でもしているのか、そもそも真面目に勉学に励んでいるのか。

雨がポツリと来たので、慌てて市庁舎に逃げ込む。



  市庁舎で雨宿り

レイキャビク市庁舎 

10:50
市庁舎はとても現代的で洗練された建物。内部も、アイスランドの立体地形図やパネル展示などがなされており、ちょっとした博物館のようだ。カフェも併設されているようなので、時間を潰したり、雨宿りするには持って来いだろう。

しかし、しばらく待てども雨は上がりそうになかったため、昼食を食べるために出発することにした。傘を持ってこなかったことが悔やまれる。


  シーバロンで昼食

シーバロン

11:35
海沿いにあるレストラン、シーバロンに到着。こちらは物価が高いアイスランドの中では、比較的良心的なお値段のお店。海鮮の串焼きの専門店で、自ら好きな串を選び焼いてもらうのだ。

串は1,500円程度。エビ、サーモン、ホタテ、ミンククジラなど、目移りするようなラインナップ。

オオカミウオの串焼き

選んだのはオオカミウオ。英語でも「Wolffish」と表記してあったので、非常に分かりやすかった。北の海に生息する魚で、恐ろしい形相をしていることからその名が付いたのだとか。その顔とは裏腹に、味は全く癖がなく、アッサリとしている。これは美味しい。

ロブスタースープ

この店のもう一つの名物はロブスタースープ。ロブスターのダシ、スパイシーな味付けが非常に良い。ロブスターの身もゴロゴロと入っており、とても贅沢だ。

また、アイスランド国内で共通して言えることだが、スープを注文するとパンが付いてくる。串焼きとスープ、パンでお腹を満たすことができた。

ここは、事前にインターネットで調べた口コミの良いお店。諸先輩方の情報に大感謝である。


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絶景アイスランドの旅【4-4】セリャラントスフォス

2016年9月19日(月)

15:15
大興奮のヨークルスアゥルロゥン観光を終え、あとはレイキャビクに帰るだけ…と思いきや、このツアーにはもう一つ目的地がある。

それはアイスランドで最も美しいとも言われているセリャラントスフォスという滝。とても楽しみなのだが、気がかりなのは時間だ。この滝はかなりレイキャビク側に戻ったところにあるはずだが、日没には間に合うのだろうか?


N1

18:10
「心配するな」と言わんばかりに、国道をぶっ飛ばす観光バス。途中で休憩も挟みつつ、凄まじいペースでアイスランド最南端の村、ヴィークに到着。ここでもガソリンスタンドN1で休憩する。

N1のホットドッグ

N1に来たからにはやはりホットドッグだ。先ほど食べたもの程ではないが、こちらのホットドッグも美味しい。
寒かったので、ココアも飲んだ。

寒々しい海岸

ホットドッグを食べた後、すこし時間が余ったので、N1の裏の海岸に行ってみる。海岸に着いた瞬間、思わず息を呑む。

これまでアイスランドで見てきた海は、レイキャビク市内で見た穏やかな内湾だけであった。こんなにも荒々しく寒々しい海は初めて見たと思う。まさしく北の果ての海。一度入ったら生きて帰れる気がしない。



セリャラントスフォス

19:40
このツアー最後の目的地、セリャラントスフォスに到着。辺りは薄暗くなり始めており、まさに夕暮れ時という時間だ。

セリャラントスフォス。落差は約65メートル。スパッと切れ落ちた断崖から真っすぐに水を落とす美しい滝だ。休憩時間はあまりないので、早歩きで散策を開始する。

セリャラントスフォス

この滝は、崖が大きく窪んでおり、水流の裏側に入ることができる“裏見の滝”。今歩いている遊歩道を進めば、滝の裏側(写真に写っている人達がいる辺り)まで行くことができるのだ。このことは事前に知っていたのだが、実際に目の当たりにするとテンションが上がるというものだ。

逸る気持ちを抑え、ゆっくりと滝の裏側へ。遊歩道は細く、ぬかるんでいるため、足下に細心の注意を払いながら…。


セリャラントスフォス

これは凄い。雲が立ち込めているのが残念だが、夕暮れの空をバックに止めどなく流れ落ちる水のカーテン。

絶景の連続だった本日のツアーの締めに相応しい景色だ。


アイスランド129

滝の裏側を抜け、そのまま対岸へ。遊歩道は滝壺を360度囲むように整備されているようだ。あらゆる角度から眺められる滝というのも、珍しいかもしれない。

対岸の遊歩道はややアップダウンが激しい。バスの出発時刻が迫っているので、息を切らしながらも急いで進む。



なお、ここで同じツアーに参加していた日本人のご婦人と話す機会があった。聞けば、彼女は日本発のツアーに参加してアイスランドを巡ったのち、ツアーを途中で離脱して単身でノルウェーに向かうのだそうだ。時間があればそんな自由な旅も良いな…と考えながら、バスに乗り込んだ。



Baejarins Beztu Pylsurのホットドッグ

22:10
14時間にも及ぶ長い長いツアーを終えた我々は、その足でレイキャビクで最も有名なホットドッグ屋へ。

こちらはBaejarins Beztu Pylsurというホットドッグ屋さん。屋台といった風情で、店の前で立ったままホットドッグを食べるというスタイルだ。「宇宙一美味い」とか「クリントン元大統領が絶賛した」などなど・・・、事前情報でハードルが上がりまくっていたが、食べてみると「そこまでか!?」という味。

確かに美味しいけど、今朝N1で食べたホットドッグには及ばないかなぁ。


‎ホットドッグを食べ終え、ホテルへと戻る。空を見上げると分厚い雲。今日もオーロラは見えなかった。


アイスランド131

23:40
シャワーを浴びた後は晩酌。Gullというアイスランドでは比較的メジャーなビールだ。ちなみにコチラ、アルコールが2.25%のライトビール。通常のビールが4~5%だから相当薄いわけだ。

アイスランドでは、お酒は政府専売制となっており、限られた店でしか買うことができない。普通のスーパーマーケットなどでは、ライトビールしか売っていないのだ。どこか物足りない薄いビールと共にレイキャビクの夜は更けていった。

いよいよ明日はアイスランドで過ごせる最後の日だ。


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絶景アイスランドの旅【4-3】ヨークルスアゥルロゥン

2016年9月19日(月)


13:20
現在地 スカフタフェットル
レイキャビクから約320km
ヨークルスアゥルロゥンまで約50km



ヴァトナヨークトル

前章で、アイスランド最大の氷河、ヴァトナヨークトルとの遭遇について述べたが、ここから先はこの巨大氷河が常に車窓に登場することになる。我々が目指すヨークルスアゥルロゥンもヴァトナヨークトルから流れ出た氷河が浮かぶ湖なのだ。

氷河の手前にはチラホラと個人観光客の姿。あの位置から見た氷河はどれほど巨大に見えるのだろう。氷河から溶け出した水は濁流となり、これまた車窓にアクセントを加える。



氷河湖が見えた

14:00
おや、何やら流氷…?…いや、氷山のようなものが…。

ヨークルスアゥルロゥン

おおおおおおおおおお!!
浮かんでいるのは氷河か!これは氷河湖か!
そして…氷河湖の奥には…、…広大な大氷原!

ツアー客は総立ちとなり、車内のボルテージは最高潮に。ここが我々の最終目的地、ヨークルスアゥルロゥンである。


レイキャビクを発ってから約6時間。バスはようやく目的地であるヨークルスアゥルロゥンの畔にある砂利敷きの駐車場に到着した。待ちに待った氷河湖観光である。




水陸両用ボート

氷河湖観光の醍醐味と言えば、やはり洋上に出て、間近から氷河を拝むこと。そのためには、上の写真のような珍妙な乗り物に乗る必要がある。日本ではあまり見かけないが、水陸両用ボートだ。

水陸両用ボート

ボートの両側面に据え付けられた座席にギッシリと座る。ギュウギュウ詰めで、お尻が浮きそうになるが、「立つと危ないから」と無理やり座らされる。

それもそのはず。ボートは、まずはタイヤを駆使して陸上を走るわけだが、そこは石がゴロゴロと転がる湖畔。ガックンガックンと揺れながら走り出す。こりゃあ立っていられない!

ヨークルスアゥルロゥン

数メートルゴロ石の上を走行し、そのままスピードを緩めずに豪快に着水!突然のアトラクションに興奮した乗客たちから歓声があがる。

そして湖面に目を向けると、氷河だ!それもとびきり巨大な氷塊が悠々と湖面を漂っている!

ヨークルスアゥルロゥン

それにしても美しい青白さ。自然のものとは思えない色だ。まるでガリガリ君ソーダ味のような色。

ボートはゆっくりと進み、様々な角度から氷河を見せてくれる。



虹

こんな時でも天候は目まぐるしく変わる。雨が降ったり、虹が出たり。おまけに風が強いうえに遮るもののない洋上なので、恐ろしく寒い!

しかし、天候が悪い時にはボート自体が欠航になることもあるというから、乗ることができただけ幸運だったと言えるだろう。


ヨークルスアゥルロゥン

途中、スタッフが氷河の欠片を見せながらの解説タイム。この氷河は別のスタッフが湖の中で拾ってきたものだ。本当に透き通っていて綺麗だ。

氷河の欠片

さらにはその氷河を砕いて、参加者に配ってくれるというサービス!これはちょっと嬉しい!

食べても大丈夫」とのことだったので、恐る恐る口に含んでみる。見た目も味もただの氷だが、数万年前に積もり、氷河の奥底に沈んでいた氷だと考えると感慨深い。


ヨークルスアゥルロゥン

そもそも、氷河は長年に渡って雪や氷が積もり、万年雪が圧縮されることにより形成される。青白い中に、所々黒い線状の模様が見えるが、これは火山灰の層である。氷雪が積もって氷河を成し、噴火によりその上から火山灰が積もり、さらに雪が積もり…という途方もなく長い歴史を繰り返し、このような氷河が生まれたのだ。

黒い層が見られる氷河は、火山と氷河が共存するアイスランドならではの氷河、ということらしい。

ヨークルスアゥルロゥン

湖の奥から押し寄せるヴァトナヨークトル。あの巨大な大氷原が、ジワリジワリと下ってきて、崩れ、湖に流れ出すのだ。スケールのデカい話である。



ヨークルスアゥルロゥン

約30分のボートツアーは終了。湖岸の小高い丘から氷河湖を見下ろしてみる。

ボートの上からワイワイと観るのも良いが、寒風を感じながら静かに遠くから眺めるのもまた格別だ。私のお粗末な写真ではお伝えしきれないのがもどかしいが、丘から眺めたヨークルスアゥルロゥンはアイスランドの中でも特にお気に入りの景色となった。

帰路につくまで、時間はあまりないが、心行くまでこの絶景を堪能した。


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絶景アイスランドの旅【4-1】スコゥガルフォス

2016年9月19日(月)

アイスランド地図

7:30
「ゴールデンサークルツアー」に出掛けた昨日よりも1時間以上早くホテルを出発する。
本日参加するのは「南海岸とヨークルサルロン(ヨークルスアゥルロゥン)氷河湖ボートツアー」。アイスランドの南海岸をひたすら東へ進み、氷河湖を観に行くのだ。片道約380km。東京から東名高速道路を進めば岐阜県まで行けてしまうような距離を、日帰りで、しかも下道だけでこなしてしまう弾丸ツアーなのだ。上の地図を見ていただくと分かるように、アイスランドの南海岸を西から東へ横断すると言っても過言ではない。

レイキャビクの渋滞

そんなわけだから、出発は7:30でも遅いくらいのような気もするが、そんなことはお構いなしでバスは夜明けの国道を快調にとばしていく。

レイキャビクへ向かう車が多い。…というか、渋滞している。アイスランドに来て、渋滞というものを初めて見た。そういえば今日は月曜日。レイキャビクは今通勤ラッシュの時間なのだ。鉄道がない「完全車社会」であるため、人口密度が希薄であってもある程度の混雑は発生してしまうようだ。


ビニールハウス

レイキャビクの市街地を抜けると、あとはひたすら国道1号線を東進するだけ。国道1号線はアイスランドを一周する大幹線で、通称「リングロード」と呼ばれている。

バスはレイキャビクの隣のクヴェラゲルジという小さな町を通過。車窓には煌々とライトを点けているビニールハウス。冷涼な気候で、元々は農業不毛の地であったアイスランドだが、現在では地熱を生かしたビニールハウスでトマトやキュウリなどの栽培が行われているようだ。


バスの車窓

9:00
レイキャビクを出発して1時間ほど。既に2回のにわか雨と虹を見た。それほどまでに天候が変わりやすいのだ。

なお、このツアーでは進行方向左側の席(行きは山側となる)を確保するのが圧倒的に良い。山、断崖、滝、さらには氷河などのダイナミックな風景が見られるのはほとんど山側。「海が見たい」という方もいるかもしれないが、このツアーで海が見える箇所はかなり少ない。満員になった場合途中で席を移動することは困難なので、最初から左側の席を確保しておくことがおススメだ。


バスの車窓

広々とした川を何度か渡る。氷河を源流とする多くの河川は、毎年流路が変わるそうだ。護岸工事がなされ、川の流れが固定された現代日本では信じられない話だ。そういった影響もあり、アイスランドの内陸部は道路がほとんどない。そんな道なき大地をジープで巡るツアーも、人気が高いそうだ。

バスの車窓

車窓は目まぐるしく変わる。広々とした牧草地に、ポツポツと粒のような羊の姿。ラム中心で回っているアイスランドの肉文化。当然、郊外に出れば羊だらけだ。


N1で休憩

9:30
ハヴォルスヴォルールという町にあるガソリンスタンドN1で小休止。N1はアイスランドのあちこちにあるガソリンスタンド兼ドライブイン。中では軽食を買うこともできる。

N1のホットドッグ

ここで食べるべきは、何と言ってもホットドッグ。あまり日本では知られていないが、ホットドッグはアイスランドの隠れた名物なのだそうだ。N1のホットドッグは美味いと聞いていたので、食べてみよう。

N1のホットドッグ

ソース・ケチャップはセルフサービス。不格好になってしまったが、味は美味い!!

ベーコンが巻かれたソーセージ。フライドオニオン。ハニーマスタードという、日本ではあまりお目にかからない謎のソース。様々な新鮮な要素が組み合わさって、今まで食べたことのないホットドッグとなっている。今まで食べたどんなホットドッグより美味しい!!

アルバイトらしきお兄さんがやる気なさげに作っていた、如何にもファーストフードなホットドッグなのだが…。正直なところ、レイキャビク市内にある「世界一美味しいホットドッグ」と名高い有名店(次の次の次の章あたりで後述します)よりも美味しかった。


霜

店から出てふと足下を見ると、なんと霜が降りていた。まだ9月だと言うのに!

【1-1】でも述べたが、9月のアイスランドの気候は、日本での初冬に近い。1日の平均最低気温は7度なのだ。そりゃあ、本気を出せば霜くらい降りるというものだ。逃げるように温かいバスの中へ。


バスの車窓

あっという間にハヴォルスヴォルールの町を抜け、再びバスは荒野をひた走る。基本的にアイスランドでは町が連続することはなく、ずーっと荒野が続き、時々思い出したかのようにポツンとこじんまりとした町がある。その繰り返しだ。

この写真はバスの席から撮った何気ない風景だが、実にアイスランドらしい一枚。ツンドラの大地、ゴツゴツとした岩山、崖を流れ落ちる滝。日本にあったら大観光地になったであろう絶景がこれでもかというくらい続く。


スコゥガルフォス

10:20
ようやく最初の観光地に到着。アイスランド南海岸を代表する滝、スコゥガルフォスだ。落差60メートル、幅25メートル。形が整い、かつ迫力のある滝だ。
滝の下流は見事なくらいペターンとした平地が広がっており、滝の近くまで行けることができるうえ、色々な角度から観ることもできる。まさに観光のために生まれたような滝だ。

スコゥガルフォス

滝に近づくと、風と水飛沫と音が凄まじい。暴風雨の中にいるようだ。これ以上近づくと、びしょ濡れになり、カメラが壊れてしまいそうなので、自粛した。


随分遠くまで来たような感じがするが、最終目的地のヨークルスアゥルロゥンまでの道中の半分程しか来ていない。僅か20分のスコゥガルフォス観光兼トイレ休憩を済ませると、バスは再び国道を爆走し始めた。


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絶景アイスランドの旅【3-3】ゲイシール

2016年9月18日(日)

ゴールデンサークルツアー」のトリはアイスランド、いや、世界を代表する間欠泉、ゲイシールだ。日本では、一部の温泉地で見られる間欠泉だが、世界的に見れば極めて珍しい物。アイスランド観光の目玉とも呼ぶべき場所なのだ。

ゲイシール

14:00
ゲイシールに到着。辺り一面は硫黄の匂いが立ち込め、至る所から湯気が噴き出している。さながら地獄のようだ。歩道の脇を何気なく流れる小川も、‭踏み込んだらタダでは済まないだろう。

ストロックル

Woooooooo!!」という歓声が聞こえ、ふと視線を移すと、垂直に湯気がもくもくと立ち上がっている。どうやら間欠泉が噴き上がったらしい。決定的瞬間を見逃してしまったわけであるが、ここの間欠泉は約10分おきに噴き上がる。次の噴出を待つことにしよう。

他の間欠泉

周辺には熱い熱い湯だまりが点在している。先ほど噴き上がった間欠泉ほど活発ではないが、それでもグツグツと煮え立っている。

ストロックル

Woooooooo!!」再び主役が大噴出。
ちなみにこちらは「ストロックル」と呼ばれる間欠泉。元々は「大ゲイシール」と呼ばれる、70mも噴き上げるバケモノ間欠泉があったのだが、20世紀初めごろから活動が弱まってしまったそうだ。「大ゲイシール」を引き継ぐ形で、こちらの間欠泉群の“顔”となった「ストロックル」。噴き上げる高さは「大ゲイシール」の半分以下だが、コンスタントに噴き上げ、観光客たちの注目を集めている。

大ゲイシール

こちらが元祖「大ゲイシール」。長らく活動を休止していたが、2000年に発生した地震をきっかけに再び活動し始めたそうだ。噴出回数は1日3回程度と少ないが、何と60mの高さまで噴き上げるそうだ。今回の滞在では見られなかったが、その大迫力の姿を一度は見てみたいものだ。



そろそろ主役をじっくりと見ようと、「ストロックル」の前に移動。噴き出す瞬間に備え、カメラを連射モードにし、指をシャッターボタンに置いた状態で待つ。

しかし、いくら連射モードを使おうと、いつ噴き出すか分からない間欠泉を捉えるのは難しい。少しでも遅れると、湯気だけの写真になってしまう。何回か失敗をした末に撮れたのがこちら。

ストロックル

ストロックル

んん!?

ストロックル

湯が盛り上がってきた!!

ストロックル

ストロックル

ドシャァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

ストロックル

アアアアアアアアアアアアアア…。


いやはや、目の前で凄いものが見られた!興奮冷めやらぬままバスに戻り、名残惜しくもゲイシールを後にしたのである。


雄大な風景

シンクヴェトリルグトルフォスゲイシールと、西部アイスランドの王道観光地を巡るツアー。絶景でお腹いっぱいになった乗客は、すっかり夢の中。私はというと、帰路の車窓も食い入るように眺めていた。こんな何気ない風景さえ、絵になるほど美しい。


小休止

15:50
レイキャビクの手前で小休止。こちらは牧場兼カフェ。道の駅やサービスエリアのないアイスランドでは、こういったさりげない場所が休憩ポイントとなるようだ。ノンビリと馬や猫と戯れながら、休憩のひと時。
なお、ちょうど我々が休憩していた頃、別のツアーバスが停車しており、それが日本のツアー会社によるものだった。シンクヴェトリルで出会った日本人ツアーとも違うようだ。意外と多くの日本人がこの国に来ているらしい。


パイプライン

レイキャビクへ向かう国道を走っていると、どこからか、長大なパイプラインが現れる。こちらは、熱水をレイキャビクに運搬するためのパイプだそうだ。パイプラインが細かく折れ曲がっているのは、鉄の伸縮を吸収するためだろうか?アラスカなど、寒冷地のパイプラインはそのような理由で曲がりくねっているが、ここも同様だろうか?
何やら、ガイドによる説明が行われてはいたが、筆者の英語力が乏しく、聞き取れなかった。

首都まではもうすぐであったが、相変わらず荒涼とした風景が続き、ところどころ大地から湯気が噴き出していた。



GrayLine Iceland

17:15
バスは夕暮れが迫るレイキャビクの中心街にあるGrayLine Iceland(本ツアーの催行会社)オフィスに到着。これにてツアーは終了だ。日本では見られないようなダイナミックな風景が連続し、大満足なツアーであった。スケジュール的にも無理がないし、アイスランド入門編として、最適なツアーなのではないだろうか。

なお、この後は昨日に引き続き、オーロラ鑑賞ツアーに参加予定。このツアーもまたGrayLine Icelandにより行われるので、そのままオフィスに立ち寄ってみる。
しかし、告げられたのは「天候不良により、ツアー中止」という残酷なお知らせ。オーロラ鑑賞は翌日以降に持ち越されることとなった…。


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